みやじまの塩

ONLINE
SHOP

ORIGIN OF THE GOD-ISLANDS 神の島と呼ばれる由来

海岸線と鳥居

神々が宿る島・宮島

広島湾に浮かぶ宮島は、古くから「神の島」として崇敬を集めてきました。その所以は、島そのものが神聖な存在とされてきた歴史にあります。

中心にそびえる弥山(みせん)は、標高535メートルの霊峰で、古代より神霊が宿る神体山として信仰されてきました。

弥山では、806年に弘法大師・空海が修行を行ったと伝えられ、現在でも「消えずの火」と呼ばれる護摩の火が燃え続けています。

この火は、修験道や山岳信仰と結びつき、霊気漂う場としての弥山の神聖性を今に伝えています。

島全体が神の領域とされ、自然そのものに神を見出す日本古来の自然信仰の象徴ともいえる場所なのです。

自然と調和する
信仰のかたち

宮島の信仰を象徴する存在が、世界遺産にも登録されている嚴島神社です。社殿が海上に建てられているという独特の構造は、神が宿る島の土地を穢さぬよう、海を介して礼拝するための工夫とされています。

干潮時には海底が姿を現し、満潮時には社殿が海に浮かぶように見えるその佇まいは、自然の力と美しさ、そして神聖さが一体となった光景を創り出しています。

この建築様式は単なる景観美ではなく、「自然とともに在ること」が信仰の根幹であることを示しています。島に住む人々や訪れる者たちは、自然の変化に寄り添い、神と共に生きるという思想をこの神社に見出してきました。

「いつくしま」の語源に
込められた意味

「厳島(いつくしま)」という地名には深い意味が込められています。「いつく」は「斎く」と書き、「神を祀り、清める」という意味を持つ古語です。

つまり「いつくしま」とは、「神を祀る清らかな島」「神を敬い慎む場所」を意味し、まさに島そのものが神事の場であるという思想が込められています。

この語源は、宮島が一過性の信仰対象ではなく、長い年月をかけて神と共に歩んできた土地であることを示しています。

その名を聞くだけで、人々の心に神聖な感覚が呼び覚まされるような力を持っており、神と自然が溶け合う特別な場所であることを如実に物語っています。

神と自然が共にある島で
生まれた「塩」

こうした「神の島」としての背景をもつ宮島の海水から、私たちは特別な塩を生み出しました。

それが「みやじまの塩」です。
使用するのは、嚴島神社のあるこの島の海から汲み上げた清らかな海水のみ。添加物を一切加えず、時間をかけて丁寧に炊き上げることで、自然のままの塩味とまろやかさを引き出しています。

製法には、全国的にも稀な「分別再結晶法」を採用。
不純物を取り除きながら、塩の結晶を一粒ずつ丁寧に再構成することで、素材の味を引き立てる上質な塩に仕上がっています。

この塩は、自然への感謝と神聖な土地への敬意を込めた、まさに“神宿る島の結晶”。神と自然が共にある島から生まれた贈りものとして、多くの方にその価値を届けたいと願っています。

神の島「宮島」から生まれた塩